賠償責任保険は天災では使えない?

太陽光発電所のリスク対策の1つとして、「保険」というものがあります。

太陽光発電所でよく使われる保険は、主に、

・火災保険
・動産保険
・賠償責任保険

といったものがあるようですが、その目的は、ざっくり、

火災保険、動産保険・・・自分の設備(太陽光発電所)の被害に対応
賠償責任保険・・・他人(第三者)の被害に対応

といった感じだと思います。
(特約などでこの限りではない場合もあります)

現在、私の太陽光発電所は、太陽光の設備一式とセットになっていた動産保険に入っていますが、第三者に対する保険がないので、賠償責任保険を検討することにしました。


大手の損害保険会社なら大体どこでも賠償責任保険は用意されているようですが、とりあえず、施工会社が代理店になっている保険会社の資料を送ってもらいました。

賠償責任保険表紙


パンフレットが届いたので早速見ていたところ、気になる所がありました。

「保険金をお支払いしない主な場合」です。

賠償責任保険中

この中に、

「地震、噴火、洪水、津波などの天災に起因する損害賠償責任」

と書かれています。

地震や噴火は、対応している保険はほとんどないので、最初から期待していなかったのですが、無視できなかったのは、
「・・・などの天災」 の部分です。

「など」と書かれてしまうと、風も雨もあらゆる天災で保険金が出ないのでしょうか?

野立ての太陽光発電所で一番想定されるのは、台風などの強風でパネルが飛んだとか、大雨で地盤が崩れてパネルが落下したといった、強風や大雨が関係する災害だと思います。

これらに全く対応できないのであれば、保険に入る意味がほとんどなくなってしまうと思いました。


この点について、代理店に確認しました。

結論としては、「地震、噴火、洪水、津波」の4つについては、一切保険金が出ない。
強風や大雨は、ここには含まれない。
ということでした。
強風や大雨に起因する災害の場合は、賠償責任があれば、保険金が出ることになります。


ただし、ここが分かりにくい点ですが、

そもそも、この「賠償責任保険」というものは、「法律上の損害賠償責任」がある場合に保険金が出るものです。
通常、天災の場合は「法律上の損害賠償責任」を負うことがないため、保険金は出ないことになります。
設備に特に問題がないのに、強風でパネルが飛んで、隣の家を破損させたような場合は、賠償責任がないので、保険金は出ません。

一方、施工不良を放置していたら、強風でその部分が原因でパネルが飛んだような場合は、「法律上の損害賠償責任」が発生する可能性があります。
その場合、裁判などで「法律上の損害賠償責任」が認められれば、保険金が出ることになります。


以上の内容ですが、パンフレットにも約款にも書いてないようです。
口頭の説明しかなかったので、念のため、直接、保険会社の別の地域の支社にも確認したところ、全く同じ回答でした。


なお、私が確認したのは、三井住友海上の「施設所有(管理)者賠償責任保険」です。
他の会社の場合などは、内容が異なる場合があるかもしれませんので、ご注意ください。


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  1. 2017/05/25(木) 14:17:05|
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